拓殖大学
拓殖大学 工学部 情報・デザイン・メディア学系 卒展
“つまらない”を“楽しい”に変える子ども用かたづけばこの提案
- 城殿 健仁
- 工学部デザイン学科 用品設計研究室
子どもにとって遊んでいた時間から後片付けの時間に移行することは簡単ではない。本研究では後片付けに興味を持たせることができるよう、遊びながら片付けられる「かたづけばこ」を3種類制作した。ひとつめは4つの車両が連結されている電車をイメージした乗用玩具としても遊べるかたづけばこである。それぞれ座面となっている部分を開けると中におもちゃなどをしまうことができる。1両目はキリン、2両目はウシ、3両目はゾウ、4両目はシマウマをモチーフとし、数個のかたづけばこで構成することによって、仕分けながら片付けることができる。ふたつめはカメをモチーフとしたかたづけばこである。かたづけばこの底面部分は湾曲させているため、カメの甲羅をイメージした仕切りにおもちゃなどを入れるとバランスが変化する。バランスゲームを楽しみながら片付けることができるかたづけばこである。みっつめはトナカイとソリをモチーフとしたかたづけばこで、トナカイのソリを引いて遊びながら片付けることができる。