拓殖大学
拓殖大学 工学部 情報・デザイン・メディア学系 卒展
ファシリテータ支援のためのアプリケーション開発
- 荒井 脩人
- 大学院 感性インタラクション研究室
ワークショップにおいて参加者のメタ認知を表出し,教育的効果を高めることができるアプリケーションを開発した.
本アプリケーションは,ファシリテータを支援するための機能と参加者のメタ認知を促すことができる二つの側面から有効なインタフェースを持っている.
開発は,参加者にワークショップ中のメタ認知を促すことで気づきを増加させ,参加者の積極的参加を促すために必要となるインタフェースのデザイン構成要素を明らかにすることを目的として,レゴシリアスプレイメソッドと看護教育におけるファシリテータの意見を取り入れ改良と評価を繰り返して完成させた.
その結果,ワークショップの画像や俯瞰的に表示される画面上で参加者の行動に対する気づきを直感的に重み付けできることと行動軌跡の記録と再現が,ファシリテータに気づきを与えると共に参加者のメタ認知を促す方法であることがわかった.また参加者の相互使用によってより効果的にメタ認知を促し,教育効果を高める可能性があることが分かった.