私たちの周りには、簡単に男女を二極化できない 複雑な性の存在があり、それらは総じてセクシャルマイノリティと呼ばれています。近頃よく耳にする、同性婚やLGBTといったワードはこれに関連するものです。しかし、その他にもたくさんの性のあり方が存在することを多くの人は知らずに過ごしています。そこで、セクシャルマイノリティついて「知りたい」と「知ってほしい」を繋ぐことが、今後さらに求められるのではないかと感じます。これを実現するため、フレグランスのポップアップショップを立ち上げます。さりげなく店舗や商品と一緒に広告することで、時間をかけて広め、自然と馴染みのある存在にすることを目指します。ポップアップショップは、街中の様々な空きスペースに展開する事ができます。商品は、セクシャルマイノリティを共通のテーマとしたストーリーを持つ香水を取り扱います。香水のストーリーを什器に落とし込み、香りとともにその存在を知らせます。空間は、部屋とショップの間をイメージし、生活に溶け込み、プライベートな気持ちを感じ取れるようにしています。カラーの影をグレーの什器から落とすことで、普段意識しないところを見るということを表現しました。この空間があることで、セクシャルマジョリティの人にとっては知るきっかけとなり、また、多様性を受け入れる環境をつくることで、セクシャルマイノリティにとって生きやすい環境になる事を目指します。