金沢美術工芸大学
金沢美術工芸大学 第59回 美術工芸学部卒業制作展/第36回 大学院修士課程修了制作展
Future-Light 2020 2020年の玄関照明の提案
- 上荒磯 翔太
- 美術工芸学部デザイン科 環境デザイン専攻
近年、プロジェクションマッピングという技術が新たなエンターテインメントとして注目されるようになりました。私は2020年頃を想定し、この技術が将来私達の生活の一部に入ってくると考え、玄関にあることで暮らしのワンシーンを今より楽しく、便利にしてくれる未来を提案します。 一方、IoT (Internet of Things)と呼ばれる テクノロジーの発達も私達のライフスタイルを変えています。 多くのものがインターネットに繋がり遠隔で操作することが可能です。この二つを組み合わせ、プロジェクター型玄関照明が自分の持っているスマートフォンのスケジュール帳やお天気アプリなどの様々なモノと繋がることで、靴を履く間にそれらを確認することができるようになり、暮らしをより良いものにできるのではないかと考えました。また、照明にプロジェクター機能があることで、ただ明るくするだけではなく、暮らす人の趣味に合わせて玄関の雰囲気を自由に変えることが可能になります。プロジェクター型照明とIoTが融合することで、今まで外と内を繋ぐだけの玄関という空間が、日々の生活を支えるためのコンシェルジュ的な存在に変わり、時には励まし優しく迎えてくれる、そんな玄関照明が未来の毎日を少しだけ明るくしてくれるかもしれません。