金沢美術工芸大学
金沢美術工芸大学 第59回 美術工芸学部卒業制作展/第36回 大学院修士課程修了制作展
食卓を美しく彩るお惣菜容器
- 田原 彩友美
- 美術工芸学部デザイン科 製品デザイン専攻
容器からお皿に料理を移し替える必要がなく、そのまま美しい器として、食卓に出せるお惣菜販売容器を提案する。
デザインポイントは、
「料理の盛りつけを綺麗にみせる余白」販売者が盛りつけしやすいカタチとして、自然とお皿に余白を設けられるデザインに。
「限られた販売スペースに隙間なく並べられる形状」売り場を最大限活用するため、六角形の形状にし、容器間の無駄なスペースをなくした。
「袋の中での転倒を軽減する底面」底面のサイズを統一し、他タイプ同士のスタッキングが可能に。よって転倒しづらい。
「強度を生むひねり」真空成形による成型時に、型から抜きやすく、強度を持ちながらも美しい造形を探った。
高齢化が進むにつれ、自身で調理が困難になった高齢者はもちろん、介護や仕事疲れにより家事・調理の時間短縮をはかる主婦らも増え、お惣菜の需要が増加すると予測し今回の提案をする。