岡山県立大学卒業・修了制作展2014は、2014年3月4日(火)から3月9日（日）にかけて、岡山市内の天神山文化プラザで開催された。

今年度卒業制作展のテーマは「紡ぐ」。このテーマには、これまでの学生生活で得た、知識や技術を最大限に活かして作品を紡ぎ出したいという思いが込められている。今年度は89名の卒業生が参加し、150点を越える作品が集まった。展示はグラフィック、ITコンテンツ、テキスタイル、セラミック、プロダクト、建築、情報デザインの7つのコースから構成され、立体作品から平面作品まで、あらゆる分野の作品が展示され、また会期中はイベントとして、作者本人によるギャラリートークが行われ、来場者と作者との直接の意見交換もあり、見ごたえのある内容となった。

卒業修了制作展の開催にあたり、今回の展示会は卒業生総動員で作り上げていき、非常に思いの詰まった制作展となった。ここでは、多くの出品作品の中から、優秀賞受賞作品を中心に取り上げて紹介したい。岡山県立大学デザイン学部は、人間・社会・自然の関係性を学び、デザイン表現力・企画提案力を身につけ、社会において新たな生活と文化の価値を想像することのできるデザイナーの育成を目指し、日々邁進している。