本制作は、LCC（ローコストキャリア）の利用を想定した、シーンに応じて変化する旅行バッグです。
背負う、引く、の2つのスタイルで使用できるハードケースは、側面のバンパーを剥がすことで中からハード素材のサブバッグを取りだせます。旅先で使う小さなバッグを別に持っていく必要がないだけでなく、サブバッグ分あいた容積に、増えたお土産を詰めることができます。
本制作の背景には、LCCの普及と、ガジェットなどのハイテク機器を携えバックパッキングする「フラッシュパッカー」の増加があります。LCCでは重量規定が非常に厳しくなっています。帰りのフライトで重量制限をオーバーし、急遽受託荷物にしなければならないシーンにおいて、お土産やガジェット類を確かに保護する防護力・耐衝撃性が求められると考えました。
バックパックは機動性に優れるため、主に公共交通や徒歩で移動するユーザーには打ってつけのスタイルです。なにより、冒険者気分をもりあげる、アイコニックなスタイルでもあります。キャリーケースは疲れにくくスマートなので、ショッピングや疲れた時の使用を想定しています。
サブバッグ側面のビビッドカラーは取り出すときに初めて見え、ワクワクする演出を狙った配色です。
若いフラッシュパッカーが、より安く、よりアクティブに、世界と関わる機会をアシストするバッグを提案します。