日本大学芸術学部
依生〜奥津温泉文化の継承〜
石原 匡 / デザイン学科 建築デザインコース
故郷である岡山県奥津で進む無計画な開発への疑問から、土着的精神文化を次の世代に伝える媒体としての湯治施設を計画した。奥津に住んだ人々が続けてきた狩猟や農耕、土器やたたら製鉄、そして温泉。人間たちが住みつくよりも遥か昔からそこにあり続ける悠長な存在の恵みを、自らの力とする自然に依る生き方。継承されるべきこの生き方を湯に浸かり、土地のものを食べ、大知に抱かれ眠る事によって伝えられる建築を目指した。
故郷である岡山県奥津で進む無計画な開発への疑問から、土着的精神文化を次の世代に伝える媒体としての湯治施設を計画した。奥津に住んだ人々が続けてきた狩猟や農耕、土器やたたら製鉄、そして温泉。人間たちが住みつくよりも遥か昔からそこにあり続ける悠長な存在の恵みを、自らの力とする自然に依る生き方。継承されるべきこの生き方を湯に浸かり、土地のものを食べ、大知に抱かれ眠る事によって伝えられる建築を目指した。