日本大学芸術学部
Relief Drum
宋 エルム / デザイン学科 インダストリアルデザインコース
多くの発展途上国では、奇麗な水を手に入れるのが困難で、毎日数時間歩いて水を運んでいます。しかし、運んで得た水も汚れていて、飲料水としての基準を満たしていません。そしてそれを口にする事で感染症になったり、最悪の場合は死につながる事もあります。そこで、私は一日分の水を一回で運ぶことができて、さらに運びながら、飲み水として利用できる最低限のレベルまでろ過できるようなものを提案したいと思います。飲み水として利用できるレベルとは、水の専門家に伺ったところ大腸菌などを少なくすることを前提とし、また透明度があり、目に見えてきれいであったり、臭い等の問題がないものであることが分かりました。このような問題点を改善できるよう「Relief Drum」を制作しました。