デジタルハリウッド大学
菊花楼
王 梦妍 / デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
この「菊花楼」という作品は、民国時代の上海を時代背景として展開する物語ですが、ファンタジーの要素も入れた2Dアニメーションです。卒業制作にしてはかなりキャラクターが多く、悪キャラを含めて全部で11人もいます。「キャラクターが多すぎない?」と言われ、自分でも多いと思いますが、この11人のキャラクターを全部描きたいと考えていました。なぜなら実はこの11人のキャラクターは私が実際に上海で出会った友達をベースにして作ったキャラクターです。いつか君たちのキャラを動かしてみせると約束をしていたのです。
基本作画全般は一人で描きました。作業は全部デジタルで、1カット1カットずつ完成し、最後にまとめて編集するという流れです。上映時間が1分52秒、基本は現在のテレビアニメーションのオープニングのような感じで、限られた時間内に物語の大体の内容を伝えています。
設定は、主人公の「八(ハチ)」は左目に神秘な力が潜んでいます、そして、「八」と同じ力を持つ敵が現れ、「八」は仲間たちと一緒に戦う物語です。この作品の伝えたいことは「仲間の友情」。アクションシーンを加え、視聴者たちに楽しんでいただきたいと思います。主に使ったソフトはフォトショップとアフターエフェクトです。
1年半を通して完成できました。やはりアニメーションを作るのは思ったよりは難しいです。完成できて、友達との約束を果たせ、達成感が得られました。