デジタルハリウッド大学
はじめての脳入門
尾山 翔哉・広浦 直人・村上 有花・幸 周平 / デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
「はじめての脳入門」は展示会場となる教室の空間を最大限に生かしたビデオインスタレーション要素を含んだ3Dプロジェクションマッピング作品です。私たちの作品のコンセプト1つは「体感できる映像」です。より視聴者が映像に入り込み、作品と視聴者の壁をなくせるようにという思いから、このようなコンセプトになりました。また、今回のこの展示では、視聴者と呼ばず、実験を見に来た見学者という呼び方をし、見学者には私たちの実験を見学していただき、映像を見て、感じて、なにより楽しんでもらえるようなアトラクション要素のある作品作りを進めてきました。
この作品の演出については、空間づくりへのこだわり、音へのこだわりがあります。まず、空間づくりは、展示会場の大きな柱を活かした空間制作を行っています。その工夫により、これまでにはない壁5面投影かつ、かなり近距離で楽しめる、大迫力プロジェクションマッピング作品となっています。この迫力はほかでは味わえない、まさに映像の世界へ飛び込んだ感覚を味わうことができます。
次に、映像にとっての音楽は、ただの飾り付けではなく、映像に命を吹き込むようなものだと捉えています。そのような思いから、映像が引き立つ、そして見ていて気持ちの良さを感じられる楽曲をプロに制作していただきました。映像とシンクロした音楽により、空間を包み込み、より臨場感を感じさせる作品に仕上がっています。