卒展レポート

東京造形大学

ZOKEI展 2019年度 東京造形大学卒業研究・卒業制作展

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関数を用いたデザインシステムの研究

工藤 壮生
造形学部 デザイン学科 インダストリアルデザイン

私の研究は、関数を用いたデザインシステムの研究です。この一年間を通して「関数がデザインのツールとして扱うことができるのか」ということと、「関数の特性を活かしたバリエーションの展開が、一貫性をもってカタチに表すことができるのか」、「関数を印象と結び付けデザインを行うことができるのか」という3つの目標を掲げて研究を行いました。そしてこの研究が、アナログスピーカーの抱える問題を解決できるのではないかと考え私はスピーカーの制作を行いました。

大きく分けてアナログスピーカーが抱える問題は2つあると考えます。まず1つ目は部屋の景観を乱してしまうことが多いという問題です。今回は5つの「印象」をインテリアと人から考え、5種類のスピーカーの提案を行い、それぞれのインテリアに合わせることでこの問題の解決を試みました。

また2つ目は、手に入れる際のハードルが高いという問題です。これに関してはプロダクトとしてどのように製品化するかを考えながら解決を試み、それに近い方法で実際にスピーカーとして使えるモックアップを制作しました。

5種類の中でも、スタイリッシュな生活を心掛けている人のインテリアが最も削ぎ落されたスタンダードなインテリアと判断し、これらのベースとなるインテリアとの調和を目指したスピーカーHarior Standardを制作しました。

作品一覧