物理的に文字情報を伝達する媒体である本は、ページを捲る感触や物としての立体からも読者に情報を伝えて内容の理解を補助している。しかし一般的な電子書籍では、そういった物理媒体の持っていた思考の補助力は失われてしまう。

電子書籍がデジタル媒体であることを生かして思考の補助力を実現する方法として、本の立体の情報を3Dの空間として置き換え、その中を移動する操作や変化する景色を思考の補助力として機能させるコンテンツを制作した。