卒展レポート

東京造形大学

ZOKEI展 2019年度 東京造形大学卒業研究・卒業制作展

  • 矜持の集約
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矜持の集約

加藤 俊和
造形学部 デザイン学科 室内建築

現在日本はコンパクトシティの流れにあり、都市の中心に人と機能を集約しようという動きがある。しかし、衰退する郊外とその文化は置き去りになっており、人だけでなく文化も集約しながら都市に折り込みたいと考えた。

インフラ効率を上げるために有用なのは集合住宅であり、都市と個人両方の暮らしやすさを実現する産業再興の集合住宅を提案する。集約された文化は敷地内で産業として育まれ、住民の手によって共同の場として運営される。そうした施設が地域に対して開かれれば、コミュニティの場になり、文化が広がっていく。

これからの都市で「暮らす」ことを考えながら、郊外にて育まれてきた多様で魅力的な文化と、その地で暮らす人々の持つ矜持を守っていく集合住宅である。

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