あらすじ：夏休み、帰省した主人公（我那覇）は実家ではなく叔母が持つ空き家で一人過ごしたいと考える。しかしその家には既に一人の青年が住んでいた。東京から来たというその青年（青柳）は無遠慮に次々と頼み事をしてくる。更にその家にはもう一人、少女が姿を現す様になった。

作品概要：ロケ場所であるコザという街は、沖縄が米軍占領下であった時に最も栄えた繁華街である。映画の後半では北谷という街が出てくるが、これはコザと入れ替わる様に現在栄えており、米軍基地前に位置する。日本本土の捨て石となって基地を押し付けられ、政治的に利用されている人々や土地＝翻弄されている沖縄の風景を描きたいと試みた。