東京造形大学
2015年度 東京造形大学 ZOKEI展
空の影
- 番原耕一郎
- 彫刻
男性の肉体をモチーフとし、人体の伸びる動きと縮む動きを同時に強調したポーズを通して伸びやかさ、軽やかさを表現するとともに、それらとは対極にある力強さをひとつの作品に表現しました。トルソという形式にした理由は、顔や手といった感情の現れやすい部分の魅力に頼らず、単に人体の構成のみによって魅力ある作品を造りたかったからです。タイトルに関してですが、私は空のような雄大さを男性に見出してこの作品に至ったように思えたことから、この作品を「空の影」と名付けました。