卒展レポート

東北工業大学

東北工業大学 クリエイティブデザイン学科卒業制作展

  • 日常のなにげなさに目を向けたくなる本の制作
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日常のなにげなさに目を向けたくなる本の制作

佐藤 菜都美
ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科

なにげない日常生活の中にも、見方や考え方によってはおもしろかったり、深く考えさせられたりする場面は多いと思う。どうでもいいと見過ごしていたモノゴトに対する見方が変わることで、新しい発見に繋がるかもしれない。無意味だと思っていたなにげない日常は、見方によっては新しい発見の毎日なのだ。さらに、読む人によって気になる箇所が異なったり、そのときの気分によっても気になる箇所は変わるだろうと予想できる。「普段こんなことを考えてしまうけど、もしかしてわたしだけかも」と思っていたコトは意外とみんな考えているとわかったり、普段のなにげない言動にも意味が感じられたり、日常に目を向けてもらい、日常を楽しんでもらうきっかけになると思い、本の制作を行うことにした。

私が普段考えたり感じたりしていることを、イラストと短い文章で表現し、1冊の本に綴じる。内容は時間を設けて考えるのではなく、そのときどきで頭に浮かんだことをメモノートに書きためていく。道具は、普段愛用しているノートとボールペンを使用した。素材として、色のついた折り紙を使用した。折り紙は誰もが必ず手にしたことがある、馴染み深い紙であるため選んだ。裏移りの有無をふまえ、色のついている片面のみに出力する。本に綴じた際、束の側面に色が出てくるのは折り紙ならではの効果である。

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