卒展レポート

大阪工業大学

大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第12回 卒業作品展

  • 人間というノイズ ー集団的生存確率を意識する空間の提案ー
  • 人間というノイズ ー集団的生存確率を意識する空間の提案ー

人間というノイズ ー集団的生存確率を意識する空間の提案ー

千賀 拓輔
居住空間デザイン研究室

大阪梅田に建つ都市高層建築。ここに4年間通い都市建築が機械のように思う。

ヒトの合理性によって生まれた都市空間。ヒトのヒトによるヒトのためだけの空間。

合理性を追求した均質的な箱。換気量までもが完璧に制御され、ヒト以外を寄せ付けない。本当にこれでいいのか。建築は生命である。生まれた建築は周りの生命とともに生き、成長し、衰え、朽ち死んでいく。

大阪梅田に無駄な空間を提案する。この建築には用途はない。

用途を持たないこの建築では意図できない、想像できない物語がうまれる。時間と共に生まれ、変化していく様々な使われ方。そこに訪れる生命達。そんな想像の先、新たな発見を見に行こう。

(石井良平賞)

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