大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第12回 卒業作品展
あの日、陸奥の驛舎で…。 ー鉄道が繋ぐ、記憶を創る場所ー
- 佐藤 桃佳
- 建築デザイン研究室
ー出逢いがあれば、別れがある
光り輝き、色褪せない記憶
この地…この場所
線路が刻(とき)を越えて繋いでいく
寂しさを懐かしむ様に
私は、もう少し旅を続けます。
日本国民の生活、文化、経済、社会、技術が刻まれた地、青森。長い苦難を乗り越えた歴史と共存する新しい風景とは…。
青森駅、線路跡、可動橋、青函連絡船八甲田丸、そして私達の記憶。普段はわかりにくくなっていた街の価値を、土地に刻まれた「記憶」の共有を通じて地域社会が理解し、実感する。私達は、モノから体験、体験から記憶へと価値を見いだすだろう。
「未来をつくること」が人類の使命。記憶が人類の最も強い力であり、未来をつくる原動力となるかもしれない。「陸」というそれぞれの空間を通して、日本国民の記憶を継承し、新たな記憶を創る場を提案する。
(優秀賞)