大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第12回 卒業作品展
舟deおでかけ ー水辺の景観をつくるインテリアー
- 中村 日菜子
- インテリアデザイン研究室
みなさん、休日に一日友達と外出をする時、何をしますか?
例えばカフェに行くとき。そのカフェがどこにあるかより、どんなものが食べられるのかを先に考えるはずです。場所よりそこで「何を体験するか」の需要が高まっています。
約500年前に豊臣秀吉が大阪に都を移し、浜を川に整備して貿易の町として発展させて以来、水とともに楽しむ大阪ならではの文化が今でも受け継がれています。特に道頓堀では浄瑠璃や歌舞伎の文化が川沿いに立ち並び、今でもお祭りのような賑わいがあります。
今回の計画地は現在も再開発が進む中之島にあり、天神橋筋商店街にも繋がる菅原町に設定しました。時代を超えて川の賑わいを活かした娯楽や物流の文化を再発見する新たなエンターテインメント施設を提案します。伊根の舟屋や先斗町をイメージした個室の料理屋と、ガラス張りの開放的なレストランの2種類を設けました。
(インテリア部門賞)