大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第11回 卒業作品展
デザインスケッチに対する苦手意識を軽減するトレーニング方法の研究
─空間デザイン学科の1回生を対象とした試み─
- 大橋 浩平
- ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科
空間デザイン学科の1回生の中には、スケッチに関する実技試験が無いためか、デザインスケッチに対して苦手意識を抱いている学生が少なからず存在していると考えます。そこで、現在出版されている絵画やデッサンに関する書籍や、YouTubeに投稿されている動画を調査しました。
芸術大学向けの高いレベルを目指す書籍が多い中、スケッチを「考えを相手に伝えるための手段」として捉えているものに着目しました。調査結果を踏まえ、デザインスケッチのトレーニングメニューの目標を設定し、空間デザイン学科の1回生に取り組んでもらう内容について計画しました。実際にメニューに取り組んでもらい、その成果やヒアリングで得られた情報をもとにブラッシュアップを行い、最終的なトレーニングメニューの構成を検討しました。メニューは、ステップ1からステップ7までの全7回分で、線の引き方から立体と人を含む1つのシーンが描けるところまでサポートするものです。
(特別審査員・山本正明賞)