卒展レポート

大阪工業大学

大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第11回 卒業作品展

  • 存在の刻印 ─消えゆく集落の記憶を遺す─
  • 存在の刻印 ─消えゆく集落の記憶を遺す─
  • 存在の刻印 ─消えゆく集落の記憶を遺す─
  • 存在の刻印 ─消えゆく集落の記憶を遺す─

存在の刻印 ─消えゆく集落の記憶を遺す─

永田 詩歩
ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科

日本では、高齢者の割合が高い集落が増加していることから、維持困難な集落が多くなってきている。京都市北区に位置する真弓集落もその1つで、北山杉を扱う林業の村で世帯数10ほどの限界集落である。消えゆく集落がそこにあったという集落の記憶が建築を通してその地に残るための空間の提案をする。

この提案は、集落に人がいなくなってからもその地に痕跡を残すことで、その集落の存在を次世代に語り継がせる計画である。集落の存在を人の記憶や紙面の記憶だけで残していくのではなく、そこにあった存在を新たな形として人々の記憶に刻む。

(特別審査員・石井良平賞)

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