大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第11回 卒業作品展
SET HUT ─日常の移動時間を用いてアジリティを鍛えるトレーニングツールの提案─
- 平井 恭
- ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科
アメリカンフットボールのプレイヤーに必要な要素は大きく分けて2つある。一つは筋力などの先天的な身体能力であり、一つは「アジリティ」と呼ばれる敏捷性である。アジリティは後天的な獲得形質であり、トレーニングによって鍛えることが可能である。
SET HUTは、ペダルを漕ぐことでアジリティを向上させるトレーニング器具である。これにまたがり、お腹が触れないように浮かせる。そして、背中をまっすぐに沿って、ペダルを前後に動かすことによって腹筋、背筋、股関節が鍛えることができる。それによって、身体のブレが少なくなり、変化する状況に対して素早い行動ができるようになる。
このトレーニングツールによって、アメリカンフットボールプレイヤーのレベル向上、ひいては日本での競技人口の増加に貢献することを願う。
(プロダクト・ヴィジュアルデザイン部門賞)