大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第11回 卒業作品展
重なり合うガラスと残響 ─グラスハープの原理を用いた多音階楽器─
- 田中 嶺至
- ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科
理科の実験、覚えていますか?
ワイングラスをなぞって嗚らすグラスハープ。上手く嗚らすにはコツが要りますが、慣れると美しい音色を奏でることが出来ます。そんなグラスハープの原理を用いた新たな楽器の提案です。
7つのグラスによる1オクターブの音域を実現、沢山のグラスを用意する必要はありません。傾けることで半音が下がり、ピアノの黒鍵のような役割を果たします。こすってみたり、傾けてみたり…もしくは回してみたり。演奏者にあった演奏方法で奏でましょう。
透き通るような音色はグラスの間で反響し、深い残響を残します。水面が揺らげば、それはやがてビブラートヘ。水の量や傾きによる変化をお楽しみ下さい。
重なるグラスと重なる残響。心地よいガラスの響きをお届けします。
(最優秀賞/学生・一般投票 最優秀賞)