卒展レポート

武蔵野美術大学

令和元年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展

The opening

小川綾花 押田春風
空間演出デザイン学科

広がって、消えて、また広がって、次から次に波紋が生まれる。それは言葉にできない何かに没頭できる空間。

作品を目撃した人、関わったすべての人が、それぞれの景色を見られるように。そんな願いを込めてこの作品をつくりました。

この景色が今なくなってしまっても出会ったものは永遠で、あなたをさざめかせつづけます。

私たちは卒業制作を、終わらせるための制作ではなく、これからをはじめるための制作にしようと思いました。私たちがそうしてはじまりを見つけたように、この作品と関わった人たちがそれぞれ作品の中にはじまりを発見し、豊かな視点を持ち帰ることができたとき、本当の意味で、波紋は永遠に広がり続けます。

作品一覧