卒展レポート

東京工芸大学

東京工芸大学 芸術学部卒業・大学院修了制作展 2019

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私たちとマイクロプラスチック問題

白石 紗希
芸術学部 インタラクティブメディア学科

私の作品は、マイクロプラスチックによる海洋汚染問題について「その問題を知らない人に知ってもらう、考えてもらう」ことをテーマに研究し、体験型の作品を制作しました。

環境問題をテーマにした背景には、小学生の頃に、酸性雨が発生する理由について自主制作として新聞にまとめ、教室に掲示したらクラスメイトが興味を持ってくれたことがあります。中学校の英語の教科書には海洋プラスチック問題について書かれていたので、興味はあるけれどなんとなく知っている程度の知識でしたが、ここ数年の間にニュースでは「マイクロプラスチック問題」についてよく取り上げており、どのようなものが定義で問題なのか興味が湧いたので、調べると同時に卒業制作のテーマにしました。

マイクロプラスチックによる海洋汚染問題について、深く説明するととても長く、そして正確な答えを作品の中で出すことは難しいです。メインは映像の作品ですが、映像の中では中立的な立場でいたいと考えていたので、「マイクロプラスチックの定義」や「流出経路」についての大まかな説明に分け、それらを知った体験者が「体験をきっかけに考えてくれたら」という部分を大事にしました(パネルに補足の説明や自分の考えを入れました)。

3つのオブジェについては石膏を使い、作品の中で浮かないように気をつけました。オブジェを指定の位置に置くことで、それぞれのオブジェに関連する映像が流れます。

作品一覧