卒展レポート

大阪工業大学

第8回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展

[AKIRA]から得た空間現象 ~NEO TOKYOとの対話~

[AKIRA]から得た空間現象 ~NEO TOKYOとの対話~

西岡 広登
建築デザイン研究室

世界の未来を予見する『AKIRA 』の物語は時代の混沌さを記し読者に呼びかけます。大友克洋による『AKIRA』を通し表現された描写が、作者の伝えたい空間であり未来であるとした時、現在の社会的環境を見つめ直す事が求められます。
 
『AKIRA』の舞台NEO TOKYOと個人、そして未来を問い直すNEO MUSEUMを創造します。

このミュージアムでは『AKIRA』から得た4つの空間構成を基盤とし、15の空間事象と13の背景描写、計32の要素で構成します。大友氏の表現手法として、登場人物ではなく風景自体を主体とする見せ方を選定基準とし、ネオ東京で起こる風景・景色を抜粋。光、形態として空間化します。

未来として描かれる描写を空間化し物語に沿って体験していくことで、私たち人類の過去と未来を問い直すきっかけになるのではないでしょうか。

(建築部門賞)

作品一覧