卒展レポート

大阪工業大学

第8回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展

  • ボート型スピーカー B-otto
  • ボート型スピーカー B-otto

ボート型スピーカー B-otto

新留 裕崇
環境デザイン研究室

私は入学以来、大工大漕艇部に所属し頑張ってきた。
一方で、家業が工務店を営んでおり、材木の端材が有り余っているのをよく目にした。卒業作品では「端材の有効利用」と「ボート部での思い出・経験」を結びつけることが出来ないかと考えた。

そんな中、指導の先生はオーディオに詳しく、よく「音の話」をしてくれたところから、「ボート」から発想した端材利用のスピーカーを作ることとした。

【ボート型スピーカーの開発】
市販のスピーカーシステムは大半が直方体の箱型でスピーカーから発せられた音は前方に放射されながらも横方向並びに後方にも回り込み、自らの箱が障害物となる。このことが音質を低下させることにつながっている。そこで上下に絞られたボートの形状にすることで『音の回折現象』への対策を試みた。音の回折現象から得られた形状+音の拡散性。

端材を用いてボックスを作っていくことにより平面を滑らかにせず、凹凸を生かしながら『音の拡散性』にも配慮したエクロージャーを目指した作品となった。

(インテリア部門賞)

作品一覧