卒展レポート

大阪工業大学

第8回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展

Accumulation of Intelligence コンテナを用いたキャンパス計画

Accumulation of Intelligence コンテナを用いたキャンパス計画

森 友哉
建築計画研究室

六甲山や瀬戸内海の豊かな自然、美しい景観を有する港町、神戸。六甲山の連なる山から大阪湾に至る急峻な地形により水深が急激に深くなる特徴から「天然の良港」として知られる日本を代表する国際貿易港である神戸港。神戸港は現在、問題を抱えている。それは、海運会社の経営破綻によりコンテナバースに約1000本の空きコンテナが滞留しターミナル運営に支障をきたすことだ。

本計画は、その空きコンテナを建築用コンテナに変換し、コンテナユニットの多様性を生かしたキャンパスを提案する。

敷地は、かつて神戸港の前身となる大輪田泊と呼ばれた貿易拠点であり、兵庫城が築かれた場所。兵庫城の遺跡は敷地内に埋め立てられている為、杭をあまり打たなくてもよいコンテナを使用する。建築用コンテナにするため敷地周辺の工場を利用しメンテナンスも行う。コンテナユニットの多様性を生かした大学は、「Accumulation of Intelligence」 知の集積体となる。

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