大阪工業大学
第8回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展
非言語コミュニケーションによる作品集
- 久我 ななみ
- 環境デザイン研究室
スマホの普及によりSNSでは様々な言語が飛び交い、相手の表情や仕草を見ずにその場の言語に頼りがちなコミュニケーションが行われている。空気感のない会話を感覚的で深みのあるものにしたい。同時に、言語の必要性を改めて考えたい。
SNSを交流の場として、協力者11名と3ヶ月に渡って言語を使わないアートコミュニケーションをし、過程を作品集にまとめた。コミュニケーション手段はアート作品で、主に絵や写真・音楽などである。作品集はWEBサイトと本で制作し、それぞれ掲載内容やデザインを調節した。
アートコミュニケーションでは、伝えることを考え外へ発信していく過程が言語よりもゆっくりと深く感じられ、本当の“伝えるためのコミュニケーション”ができる。アートに気持ちを落とし込める際、何を伝えるか考える時間が長くなる。伝えたいという強い気持ちがなければできない点が、アートコミュニケーションの一番の利点である。
(インテリア部門賞)