卒展レポート

大阪工業大学

第7回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展

再起の術  ― 竹林を介した山と人々の関係図 ―

再起の術 ― 竹林を介した山と人々の関係図 ―

洲脇 純平
空間デザイン学科 建築計画研究室

支援施設の機能を併せ持つリゾート施設を構想する。
数十年前、火災により寺を失った土地があった。寺が失われたことで力を失い、守られていた山は変貌を遂げている。かつてあった参道を介した近隣との関係、畑・池といった行為に関わる場所の利用も同時に失い、荒廃の一途をたどっている。その一方で、現代社会では社会から切り離され、今一度復帰への道を模索する者も多く現れ、その支援をする施設も求められている。

荒廃した山、復帰を望む人。両者が繋がることで〈寺に変わる土地の新たな郷〉〈山を治め、風景の再編を行う民〉へと誘うことはできないだろうか。

(建築部門賞)

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