卒展レポート

大阪工業大学

第7回 大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 卒業作品展

  • 視覚障がい児の知的好奇心を育み空間の理解を促す「空・山・川・海に触るおもちゃ」の提案
  • 視覚障がい児の知的好奇心を育み空間の理解を促す「空・山・川・海に触るおもちゃ」の提案
  • 視覚障がい児の知的好奇心を育み空間の理解を促す「空・山・川・海に触るおもちゃ」の提案
  • 視覚障がい児の知的好奇心を育み空間の理解を促す「空・山・川・海に触るおもちゃ」の提案

視覚障がい児の知的好奇心を育み空間の理解を促す「空・山・川・海に触るおもちゃ」の提案

時實 茜
空間デザイン学科 プロダクトデザイン研究室2

視覚に障がいを持つ子どもたちにとって、空や山、川、海といった大きな空間はとても分かりにくい存在です。土や葉っぱを触ることで山の全貌を想像するのは難しく、そのこと自体を拒否してしまう子どもも少なくありません。

この研究は立体や音などを駆使して、空や海などをイメージするお手伝いをしたり、それらの要素がどう関連しているのかを理解したり、実際にこの場所に行ってみたい!触れてみたい!と思う気持ちを育てたりすることを目的としています。京都のライトハウス・あいあい教室様にご協力いただき、視覚に障がいを持つ2人の子どもたちと1年を通して遊び、試作を繰り返しました。

波の音やお日様がピカピカ光る様子を感じたり体験したりすることで、海や山などに対する“興味を育てるおもちゃ”と、図鑑のように海や山などの“知識、情報を手で感じて学ぶ”おもちゃという2つの方向性からそれぞれの子どもに適したおもちゃを提案します。

(優秀賞/道家駿太郎賞)

作品一覧