桑沢デザイン研究所
桑沢2017 平成28年度卒業生作品展
SHIBUYA4017
- スペースデザイン専攻
- KEIKO+MANABUゼミ
『発展した都市』とはどのような状態だろう?高層ビルが立ち並ぶこと、便利な店や物がたくさんあること、人々が大勢集まること、経済が大きく動いていること…。
どんな都市も同じような目的で開発されていくことの先にあるのは、均一化ではないだろうか。どこの駅で電車かあら降りても似たようなものが揃っている都市の連続、果たして本当にそれが発展といえるのだろうか。渋谷から通った日々は、都市の発展について考える大きなきっかけとなった。東京オリンピックの開催が決定し、大規模開発も続いている渋谷の変化を肌で感じた3年間。いつのまにか変わっているテナントや広告からも、変化し続けることが渋谷らしさであると言える。時が流れても変わらないのは、地形ぐらいかもしれない。そこで『もしも永久的に残る地形のような建築が渋谷に発生したら、都市はどのように発展していくのか。』というストーリーを仮定し、2000年後の新しい渋谷を設計した。