卒展レポート

金沢美術工芸大学

金沢美術工芸大学 卒業・修了制作展2020

  • UXデザインから生まれる体験価値とプロダクトの研究-旅ランナーをサポートするUIとウェアラブルデバイスの提案-
  • UXデザインから生まれる体験価値とプロダクトの研究-旅ランナーをサポートするUIとウェアラブルデバイスの提案-
  • UXデザインから生まれる体験価値とプロダクトの研究-旅ランナーをサポートするUIとウェアラブルデバイスの提案-

UXデザインから生まれる体験価値とプロダクトの研究-旅ランナーをサポートするUIとウェアラブルデバイスの提案-

渡邊奈々重
美術工芸研究科 デザイン専攻 製品デザインコース

東京マラソン以降、ランニング市場は拡大し、現在その人口は1000万人と言われている。また、ランニングはこれまでのストイックなイメージから、タイムやスピードを気にせずに、景色や交流を楽しむことへ変わってきている。そこで、旅先へランニングシューズを持っていき観光しながら走る“旅ランナー”と呼ばれる人たちの為の撮影システムを提案する。

旅ランのシーンにおいて、走っている姿を自ら撮影することは難しい。旅先での季節や時間によって異なる美しい景色を背景に、その瞬間を残したい、またその場で走ったことを共有し、新しいコミュニティを作りたいというニーズがあると考え、街中や民間店舗にカメラを設置するシステム、カメラ位置を経由するルートを作成できる専用アプリーション、そして走りながらルート確認をするための専用端末をデザインした。

この提案により、観光客誘致や観光時間の分散、更にランナーが安心して走れる環境を整えることが可能になる。旅ランがより楽しく、そして新たな出会いに繋がっていく事を期待する。

作品一覧