金沢美術工芸大学
金沢美術工芸大学 第60回 美術工芸学部卒業制作展
O-RISE パーチングポジションを用いたミーティングハイスツール
- 師 直樹
- 美術工芸学部デザイン科 製品デザイン専攻
近年、長時間座り続けることによる健康リスクが問題視され、立ち姿勢を取り入れた働き方が世界で注目されている。しかし、ワーキングスペースにおける製品は展開されているが、それ以外のシーンではあまり取り入れられていないのが現状だ。そこで、集会ホールや会議室などに立ち姿勢を取り入れることによって、コミュニケーションが活性化され、健康リスクの軽減にもつながる、パーチングポジションを用いたハイスツール、「O-RISE」を提案する。ハパーチングポジションとは立った状態に近い姿勢で、腰への負担が少なく、短時間の集中力を促進させる。また、素材にカーボンファイバーを使用することによって、2kgという軽さを実現し、厚みは平均約3mmでスタッキングすれば収納してもかさばらない。荷物があるときには足元のスペースに置くことが可能だ。「O-RISE」を使用することで、コミュニケーションが活性化し、講演会や会議がより有意義なものになることを期待する。