昨今、東日本大震災などの様々な災害により、日本全体で防災への意識が高まりつつある。そんな中、私は災害時の移動に着目し、災害時の貨物に特化した自転車を提案する。今回この研究において防災用品のあり方について考え直した結果、一般的な防災用品の場合、緊急時に持ち出すものが多いが、私は普段から生活の中で使われることが理想であると考えた。この自転車は普段は部活動でたくさんのカバンを使用している中高生が通学で使用することを想定し、足元の積載部にエナメルバックが縦に収る設計となっている。災害時には飲料水や救援物資の運搬に使用できるよう、20ℓのポリタンクを積載することができる。また、積載部を低い位置にすることで、ポリタンクのような重量物を安定して運搬することができる。