東京藝術大学
Ephemeral Intermittent Space
相馬里陽 / 大学院美術研究科 修士課程 建築専攻
短命で断続的な空間。瓦・チェーン・うろこのように、ひとつの単純な部材が群れをなして成立する空間を提案する。寺社建築や日本家屋で使用される瓦は、シンプルなピースの連続で線だけでなく面や起伏をつくり、複雑な形状を創造することが可能である。仮設建築をこのような方法でつくることができれば、空間をもっと簡単に出現させることができると考える。一人で持ち運べて、一人で空間化できて、一人でたためる。空間化されていない時はふにゃふにゃとした布だが、空間化されるとピース同士が押し合いへし合いして全体で固くなり、構造体として成り立つ。