卒展レポート

東北工業大学

東北工業大学 クリエイティブデザイン学科 卒業制作展

インスタレーションを使った 子供の新たな遊び

矢口 嘉菜
ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 エクスペリエンスデザインコース

耳と目で楽しむ、体を動かして遊ぶことのできるデジタルインスタレーション作品。「みんなでつくる楽器」をコンセプトとし、映像が映し出されたスクリーンや壁にカードを貼ると、様々なグラフィックが出現しハーモニーを奏でる。小学生などの子供が主な対象ユーザーである。様々な遊びを通して成長する子供達に、新たな楽しい遊具を提供したいと考えた。

[遊び方]
1.カードを壁に貼る。
2.カードの模様に対応したグラフィックが出現し、音が鳴る。
3.カードを移動すると様々な変化が起こる。横移動で色相、縦移動でグラフィックと音が出現するスピードが変化。

[カードの種類]
各カードのグラフィック出現時に鳴る音は以下の通り。
《模様…丸 音…エレクトリックピアノ》柔らかな音をイメージ
《模様…ひし形 音…シンセサイザー》優しく音が広がるイメージ
《模様…四角 音…鉄琴》跳ねるようなかわいらしい音をイメージ
《模様…三角 音…アコースティックギター》尖った感じやピックの連想から。
《模様…星 音…ベル》クリスマスの連想から。
《模様…輪 音…ガムラン(民族楽器)》他の音と調和しやすくなるよう意識した。

[展示イメージ]
商業施設の室内プレイスペースや児童館などでの常時上映展示などを想定している。

[技術]
グラフィックデザイン分野の制作に特化したプログラミング環境のProcessingと、映像から特定の模様(ARマーカー)を認識し、仮想のオブジェクトを映像上で配置することのできるNyARToolKitライブラリを使用。

作品一覧