人には誰しも欠点がある。一般的に欠点とは、不十分な所や短所という意味などがあり、悪いものとして捉えられる。しかし、欠点は見方によっては長所になりうるし、欠点があるからこそ、その人らしさにも繋がると私は考えている。そのため、欠点がある事が魅力的な事だというように捉えられないだろうかと考えた。このようなことから、欠点に対する捉え方を変えられるきっかけになるものを作りたいと思った。
また、欠点には多くの種類があり、それぞれ様々な特徴がある。さらに、欠点は抽象的で、明確な形が無い。その多種多様な欠点に魅力を感じ、明確な形が無い人間の「欠点」を独自の視点で捉えて表現しようと考え、欠点のイラストを100点制作し、1冊の図鑑としてまとめた。
［作品内容］
生態と特徴、長所変換の項目がある。生態と特徴は、どういう欠点なのかを説明すると共に、その欠点を持つ人の行動や様子を事実や空想を交えながら記したものである。長所変換は、欠点の見方を変えて長所として捉え、その欠点はどういう長所になるのかという事を記して載せた。
100種類の欠点を［性質や性格に関する欠点］、［様相や状態に関する欠点］、［思考や価値観に関する欠点］の3つに分類している。

イラスト数：100点
使用画材：色鉛筆
図鑑サイズ：H277×W189mm
ページ数：216ページ
製本方法：糸かがり綴じ