卒展レポート

東北工業大学

東北工業大学 クリエイティブデザイン学科 卒業制作展

日本と世界の文化の違いを伝える モーションタイポグラフィ

籾江 亮
ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 エクスペリエンスデザインコース

2020年に東京オリンピックが開催されることが決まり、今後日本は世界中から注目されるだろう。この機会に日本の魅力や特徴などをもっと世界の人たちに知ってもらいたい。そこで、日本独自の文化に焦点を当て、他国と比較しながらモーションタイポグラフィで表現した。気軽に楽しく見てもらい、「日本に行ってみたい」と思ってほしい。

[表現について]
物体は、それが示す意味や目的などの、さまざまな情報の要素で成り立っていて、それらは全て文字に置き換えられる。物体一つ一つが、意味の組み合わせであることを言葉で表現したい。それができるのがタイポグラフィではないかと考えた。文字を目で追うことで動きや字の意味などを伝え、表現内容を想像させることで、見る人の想像力を引き出そうとした。また、一般的なモーションタイポグラフィとは異なり、物体が表す情報やそれを見ることで沸き起こる感情を文字にし、立体物と組み合わせた。スケルトンデザインのようなイメージで、物体がさまざまな言葉の意味で成り立っていることを表現した。また、人物はシルエットにすることでオリジナリティを出し、わかりやすさも強調した。言語は世界共通語である英語を使用した。

[制作物]
タイトルは「THIS IS JAPAN」。
25秒程度の5つのチャプターで構成され、全体の長さは2分20秒。

作品一覧