大学卒業という節目に、生まれ育った故郷・色麻（しかま）町に恩返したいという思いがあった。色麻町には良いところがたくさんあるのに、県内ですら認知度が低いのが現状である。人々が色麻町に興味・関心を持ってもらい、町の知名度の向上、集客による町の活性化につながるように、町の魅力（観光地、特産物、飲食店、商工業、施設など）を伝えるガイドブックを制作した。調査、取材、撮影、原稿執筆、編集、デザイン、製本までを、私自身が一貫して行った。
地元在住の編集スタッフが現地で様々なモノ・コト・ヒトと巡り合った体験を伝えるという想定のもとに制作した。美しい田園の景観などの写真をダイナミックに見せることにより、自然の豊かさ、のどかな空気感が伝わる紙面作りを目指した。また、町民の方々の生き生きとした表情の写真を掲載することで、人情溢れる温かさを読者に伝えようとした。私自身が取材から感じたことや豆知識などのコラム、手描きイラストレーションにより、通常のガイドブックとの差別化を図った。

［仕様］
制作物：ガイドブック（無料）
タイトル：めぐりあう しかま
サイズ：B5（H257×W182ｍｍ）
綴じ方：中綴じ
ページ数：32ページ（MAP付き）
対象：20代以上の男女を想定
配置場所：色麻町内の観光地、飲食店、施設、宮城県全域の駅構内、公共施設、道の駅など（ラックでの設置を想定）