卒展レポート

大阪工業大学

大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第10回卒業作品展

  • 視覚障がい児と衣服の関係を少し楽しくするプロダクト
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視覚障がい児と衣服の関係を少し楽しくするプロダクト

井上歌詠
プロダクトデザイン研究室2

「衣服」は生活に不可欠であり楽しみを与えてくれますが、視覚的な情報が多く、視覚障がいを持つ子どもたちにとって興味を持ちにくい存在です。一方で保護者は、就学前に一人で着替えができるようになってほしいと考えています。未就学児童の視覚支援施設で約6カ月間に渡って子どもたちの療育補助・観察を行い、自ら衣服を取り出して着脱できること、衣服を能動的に楽しめることを目標に、メロディでコーディネートのお手伝いをする『picotto』と保護者や療育者の工夫をまとめた冊子『ふたば』を制作しました。

picotto:ファッションテイストにあわせて選べる4種類のタグをリーダーにかざすと、コーディネートがイメージできるメロディが鳴ります。これらを衣服に取り付けたり、取っ手をつけたりすることで子どもの発達段階に合わせて使用することができます。

ふたば:保護者や療育者がこれまで蓄積してきた子どもの衣服の着脱に関するさまざまな工夫を集め、わかりやすくまとめました。冊子にすることで情報の共有をしやすくしました。

(プロダクト部門賞)

作品一覧