卒展レポート

大阪工業大学

大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第10回卒業作品展

ボードを立体的に展開する新しいアナログゲームの提案

ボードを立体的に展開する新しいアナログゲームの提案

増田創治朗
プロダクトデザイン研究室1

本提案は、新しいアナログゲームの可能性を探ることを目的としました。

さまざまなアナログゲームの要素を掛け合わせる実験を行いました。例えばチェスや将棋のようなボードゲームに、トランプの自分の手札が相手から見えないという要素を掛け合わせると、コマの種類が相手から何か見えないゲームが出来ます。こうすることで、チェスの数手先を読む要素とトランプの相手を騙す心理戦の要素が掛け合わされます。このような形で実験を繰り返しました。

ゲームの内容は一般的に平面であるボードゲームのボードを、プレイヤー自身がブロックを使い、立体的に作り上げていきます。ブロックを置いて自分の有利な地形を作り上げたり、相手の置いたブロックを逆に利用したりと、プレイヤーにとって戦略幅の広いゲームになっています。

またゲーム中や終了時の、1つのオブジェとしての面白さや美しさを素材やルールで実現しました。ゲームを進めていくごとに形を変えるブロックの造形も楽しみながら、高度な読み合いを繰り広げてもらいたいと考えています。

(優秀賞)

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