大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第10回卒業作品展
余白的、温泉
-里山と対話するコンポジション-
- 大角清華
- 建築デザイン研究室
人間らしさとは何だろうか。さまざまな技術が発達し生活が豊かになる一方、競争社会、管理社会の中でデータやそれらと関わり生活しているため、人々は常にパソコンと向き合う。現代社会だからこそ人は心の余裕を失ってゆき、ストレスを抱える。
電子デバイスや街の密度が生み出す人工的なストレスから解放される空間、現代のストレス社会に生きる人のために小さな心の余白を作るための温泉施設を設計する。自然の中に圧倒的な人工物を挿入して豊かな環境に敢えて良い意味でのストレス(刺激)を与えることで、感性や感覚、心や記憶にまで作用することのできる空間の提案。
(建築部門賞)