大阪工業大学
大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 第10回卒業作品展
“痕跡”を利用したコミュニケーションツールの提案
- 辻佳奈子
- プロダクトデザイン研究室1
わたしたちは、日常生活を送るうえでさまざまな痕跡を目にしています。痕跡には「誰かや何かがそこにどんなふうに存在していたのか」など、想像を働かせることができるおもしろさがあります。そこで私は、痕跡の残し方やおもしろさに着目し、痕跡に気づいた人たち同士のコミュニケーションが生まれるきっかけとなるプロダクトを提案します。
痕跡に何らかの興味・感情を覚えるのは、日常のなかにふとした違和感を持ったときだと考えました。本作品を靴につけて歩くと、不思議ないきものの足跡が残ります。どんなものが歩いたのか想像させることで、それを見た人たちの遊び心や好奇心がそのイメージに触発されて“会話をはじめるきっかけ”が生まれます。
(プロダクト部門賞)