卒展レポート

東京工芸大学

東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2021

  • ナルキッソスは⼆度、恋をする
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ナルキッソスは⼆度、恋をする

渡邉 桂奈絵
芸術学部 マンガ学科

オートセクシャル(⾃分⾃⾝に性的魅⼒を感じる)の主⼈公が⼀卵性双⽣児の弟に恋をするという物語です。主⼈公の幼年期から⻘年期までの⼼情や環境の変化、弟からの認識の変化を描きました。

私は⼤学に⼊学してから周りの学⽣と⾃分を⽐べてしまい、⾃分⾃⾝が嫌いな時期がありました。そこで「⾃⼰肯定感」という⾔葉を知り、私とは逆に⾃⼰肯定感が⾼い⼈、それも⾃分⾃⾝に恋愛をした⼈はどのような⼈⽣を送るのかと考えたことがこの作品を描くきっかけでした。また、初恋の⼈は⾃分に似た⼈を好きになるのではないかと思い、遺伝⼦が全く同じ双⼦に恋をするという設定も加えた結果、この主⼈公が⽣まれました。
恋愛作品を描くのは初めてのことでしたが、⾃分の制作するマンガの幅が広がる良い経験になりました。

作品一覧