東京工芸大学
東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2021
A Fusion Of
- 丁 広之
- 芸術学部 アニメーション学科
私の中にプラスの自分があって、マイナスの自分もあって、それをイメージして作った物語です。
20年住んでいた国から出て、“アニメーション好き”というただ1つの理由で留学が決まりましたが、言語やカルチャーの壁が目の前に来る時、常にビビって、前に進む勇気がなくなります。その時私は、マイナスの自分がなくなったら、より完璧な人間になりもっといい生活ができるじゃないかと思いました。
そして私は、薬を飲んでマイナスの自分を殺そうとしていました。ある日、薬が飲み足りなかった私は普通の会話もできず、無口で1日を過ごしていました。早く普通の生活に戻るため、私は大量な薬を一気に摂って、倒れました。幻覚に入った私は、あることを気付きました。「人間は、プラスがあってマイナスもあって、人間になる。」この言葉をまだ薬を飲んでいる人々に伝えるため、この作品を作りました。