卒展レポート

東京工芸大学

東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2020

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目に見えないもの

義澤由里香
芸術学部 マンガ学科

小学二年生のとき、アスペルガー症候群だと診断され、自分は障がい者として自覚しながら生きてきた少女の話です。

アスペルガー症候群は、今では自閉症スペクトラム障害と呼ばれ、知的障害や言語障害をともなわない発達障がいです。それゆえに、客観的にみれば“普通”な人に見えます。

でも、なにかが違う。見た目では分からないのに、なぜ違うのだろう。普通とは何か、違いは何か、答えのない疑問をこの作品にぶつけました。

また、昨今では発達障がいなどの精神病への理解が深まりつつあります。ですが、まだまだ世の中の理解は少ないと感じています。

私は、今回の作品で少しでも理解を深め、そして人と人の繋がりを広げて欲しいと思い、制作しました。

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