卒展レポート

東京工芸大学

東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2020

  • 肥満と食の不均衡問題
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肥満と食の不均衡問題

LIU JIAHAO(リュウ カゴウ)
芸術学部 デザイン学科 グラフィックデザイン領域

世界の約70億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、およそ20億人近くが食べ過ぎが原因で肥満状態にあります。この深刻な食の不均衡問題をより多くの人に伝えるため、食堂でのオリジナルキャンペーンを提案して、制作をしました。

より分かりやすく肥満の問題を伝えるため、各国の有名な彫刻を太らせて、このままじゃ人間だけではなく、彫刻も一緒に太ってしまうというメッセージを含めて、視覚化のデザインを考えました。

食堂キャンペーンの肥満の世界観に入り込むため、実際の製作物は、食堂によく使われている調味料入れとお箸入れを肥満の彫刻と入れ替えました。実際に使っていただいて、食べながら肥満問題と飢餓問題を考えて、まだたくさんのアフリカの子供たちが食に困っていることの関心を持たせるため、この作品を制作しました。

作品一覧