東京工芸大学
東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2020
Parlor
- 藤本巧
- 芸術学部 デザイン学科 イラストレーション領域
主に日本画の顔彩を用いていますが、和のモチーフや色使いにとらわれない様々な物を、顔彩特有のにじみやあたたかさを活かして表現しています。
実際には存在しない物でも、どこかありそうだったり、美味しそうだったり、こんな人いそうと思ってもらえるように意識して描いています。
1枚1枚の絵に物語をもたせ、そこから派生したイメージで次の絵を描くことで、作品同士に同じ空気が流れ統一感が生まれます。
私の展示のテーマである「パーラー」という言葉には、フルーツパーラーやアイスクリームパーラーといった軽食を出す食堂や喫茶店という意味の他に、応接間など客人をもてなす部屋や談話室の意味もあります。
パーラーのもつ賑やかで楽しげな雰囲気や華やかさが感じられる作品を、28点展示しました。